kintoneを学び始めた理由と、今わかっていること
HeritageArrow代表の的場です。
業務効率化やシステム化の相談を受ける中で、フルスクラッチでの開発が適切ではないケースがあります。特に、紙やExcelで運用している業務をデジタル化したいというニーズに対して、ノーコードツールを利用したシステム開発が有力です。そして今回、kintoneが候補に挙がりました。
この記事では、私がkintoneを学び始めた背景と、現時点でわかったこと・まだわからないことを整理しておきます。
何を学んでいるか
最近、kintoneの使い方を学んでいます。具体的には次のようなことを学ぼうとしています。
何ができて何ができないのか、本当に使い始めたときに、どんなはまりどころがあるのか、また、それに対しての対処策がどんなものがあるのか。運用ナレッジであったり、開発ナレッジであったり、ベストプラクティスはどんなものなのか、適用可能な事例がどうか。
そういった実務で実際に利用するために必要な知識を調べています。
なぜ学んでいるか
なぜ、このような話を学んでいるとのか、というと、私がそれを選定したり、活用推進していく可能性があることが関係しています。
自分がプログラミングしてシステムを開発することも技術的には可能ですが、状況によってはノーコードツールを使うケースが良いこともあります。今回の場合は、開発後の運用を検討していく中でノーコードツールを利用する方が筋がいいんじゃないか、という話になり、一度学んで検討してみようか、と考えている状況です。
どうやって学んでいるか
で、実際にエンジニアとして活動してきた私が、kintoneをどうやって学んでいるか、についてもお話しします。
と言っても特別なことはやってません。普通に身近な人に聞いてみたり、YouTubeの動画を眺めてみたり、インターネットでベストプラクティスを探してみたり、本を読んだり。当然、AIに聞いてみたり、AIに調査させてみたり、もします。一つの方法に限らずに、いろんな情報ソースを見ながら総合的に理解を深めていく流れをとっています。
学習方法によって向き不向きや、学べる内容・深まる理解が違いますので、いろんな方法を組み合わせて学びます。
今わかったこと/まだわからないこと
少なくともインターネット上に資料が多く、コミュニティもありそうだということがわかりました。また、紙で運用している業務をシステム上にのせたり、Excelでやっていたことを少し効率化して、みんなで共通にするという用途には適しているという話も聞きます。
ただ、それだけを聞くとOneDriveとExcelがあれば不要なのかもしれないし、結局のところ、何を目的にどこまでやるためにこれを使うか、が重要だろうと考えています。あと、「一番下のプランではほとんどのことができない」という話を聞いて、「そうなんだー」と感じている状況です。
私の経験上、実際のところ、どこまでのことができるのか、どこができないのかを、ある程度覚悟した上で進めていかないと後がしんどい状況になります。特にノーコードツールを使うことで自由度に制限がかかることは確実なので、限界点がどこなのか、また今後の開発方針はどうなっているか、ということを把握しておきたいとも思っています。それを踏まえて、何年くらい使うシステムならこの方式で良いか、という耐久年数を考えるなども。
全体として実際にやってみた経験から得られる話はまだまだ分かりません。
次に調べたいこと
逆にkintoneでできないこと、実際に使ってみてはまった話とか、しんどい話とか、そういう話が、現時点でわかっていない話に該当します。また、アプリケーション設計をどう考えるべきか、運用はどんなフローが望ましく、何ができないのか、、構成管理はどのように考えるべきか、など。
今後は、そういった実務的な話を考え、調べていきたいと思っています。そんな気持ちを持って、来月のゆるい勉強会を開こうと思います。ご興味のある方がいれば、勉強会に参加してください。