「教訓ノート」で振り返りを実践したら効果に驚いた話

HeritageArrowの活動の中で、「教訓ノート」というオリジナルのテンプレートを使って振り返りを実施する機会があります。

今回は私・デザイナーの市村が、教訓ノートを使ってみた体験談をお話できればと思います。

「教訓ノート」とは

教訓ノートとは、代表の的場が作成した活動を振り返るためのテンプレートです。
物理的なノートではなく、あくまでも振り返りを促すためのツールです。

テンプレートができた背景は、振り返りを行うことで得られる記録を蓄積するためだそうです。
活動をする中で得られた教訓や次への対策・予防が積み上がっていかないと、活動そのものを辛く感じてしまうことがあること。また、振り返って記録しておかないと、「今まで何をしていたんだっけ」という想いが募ってしまうこと。こういった精神的につらい状況を避けて、継続的に成長や現状の改善を続けていくために実施する。という話を代表の的場から聞いています。

私自身、教訓ノートを使った振り返りのおかげで、気づかなかった学びや反省をたくさん得られる事ができています。

それでは早速、どんな振り返りテンプレートなのかを見ていきましょう!

「教訓ノート」のテンプレート公開

早速、教訓ノートの中身を初公開します!
代表の的場からは自由に使って構わないとOKをもらっているため、コピーして使ってみてください。

日付:

### やったこと(成功したこと/失敗したこと)

- 

### その結果と影響

- 

### 得られた教訓

- 

### 次への対策・予防

- 

ここからは使い方を補足します。
基本的には各項目を埋めていけばOKです!

  • 日付
    • 記入日または該当タスクに取り組んだ期間
  • やったこと(成功したこと/失敗したこと)
    • やったことの中かから、成功及び失敗したことをそれぞれ書き出す
  • その結果と影響
    • 成功及び失敗したことから、どんな結果や影響に及んだのか
  • 得られた教訓
    • その結果や影響からどんなことを教訓として学んだか
  • 次への対策・予防
    • 主に失敗したことから、次回どんな対策が出来るかを書き出す

基本的には、全て箇条書きで書いています。
あくまでも私の主観ですが、箇条書きで書くメリットは2つあると考えています。

1つは、考え込まずに書き込みが出来ること。もう一つは、見返した時に読みやすいことです。
普段文章を書こうとすると考え込んでしまうタイプですが、箇条書きなら比較的すんなりと書き始めることができます。
また見返すときも、びっしりと文章が書かれていると読む気が失せてしまいますが、箇条書きなら見返すときのハードルも下がります。

なお振り返りをする上で的場から教わったポイントの1つに、「なるべく早く振り返りをする」という事も言われています。

当たり前といえばそれまでですが、早く振り返りをする分だけ、忘れてしまうことのリスクを低減できます。「終わった〜〜!」と一息つくことも大切ですが、その一言を合言葉に、教訓ノートを書き始めてみるのもいいかもしれません(笑)

HeritageArrowの活動の中で「教訓ノート」を使った実例

ここからは、私がHeritageArrowの活動の中で教訓ノートを使った実例をご紹介します!
正直、恥ずかしい気持ちもありますが、使い方のイメージを描く一助になれると嬉しいです!

HeritageArrowのホームページリニューアル

プロジェクト概要

デザイナー歴1年目の頃、HeritageArrowのホームページリニューアルに携わらせていただきました。

ホームページをデザインし、その後エンジニアさんと連携するという業務が初めてだったので、それらの振り返りを教訓ノートを使って実施しました。

参考:リニューアルしたHeritageArrowのホームページ

教訓ノートの実例

当時、実装担当の方から「これどうなっていますか?」と確認を取らせてしまうことが多く、その反省を踏まえて書いた教訓ノートです。

### やったこと(成功したこと/失敗したこと)

‐ 成功したこと
 ‐ 実装者と実際にコミュニケーションを取りながら進められたこと
‐ 失敗したこと
 ‐ デザインデータの整理が中途半端で、返って実装者を混乱させてしまったこと

### その結果と影響

‐ 実装者は私に確認するための時間が発生した上に、回答待ちのロスタイムも発生した
‐ 待ちが発生する→納期に影響がでる
‐ データの補完のために自分自身も時間を割く必要性が生じた

### 得られた教訓

‐ デザインデータが整ってないと、双方確認するための時間とコストが発生し、お互いにとってデメリットが大きいことが分かった
‐ デザインFixから時間が空いたため、忘れかけていた→思い出すための時間も必要だった

### 次への対策・予防

‐ お互いのためにスタイルガイド含むデザインデータは最終のものを整理しておく

教訓ノートを使うことで、取り組んでいる最中は気が付かなかった「具体的に誰(何)にどんな影響がでていたのか」に気がつくことができ、だからこそ対策が必要なんだと納得できたことが大きな収穫でした。

この実例の他に、違う切り口(例:デザイン案の提案方法)でも振り返りをしています。汎用性の高いフォーマットなので、やろうと思えばいくらでも振り返りが可能です!

実際は教訓ノート作成後、的場からもフィードバックをもらうことができ、更に学びを得ることができました!

社内用業務ツール

プロジェクト概要

続いては、社内用業務ツールをデザインするプロジェクトのお話です。
SOUNDカードを行う中で本プロジェクトが立ち上がり、実施する運びになりました。

当時UI/UXデザインの勉強を開始した頃だったので、業務用ツールのデザインを担当させてもらえることに期待と緊張を併せ持っていました。

教訓ノートの実例

画面デザインを行ったあと、フィードバックをもらう過程でプロトタイピングで繋いでみてはどうか?という話になり、実際にやってみたことを振り返っています。

### やったこと

‐ 成功したこと
 ‐ ローディング画面や削除のモーダルなど、プロトタイプを作ることで必要な画面の洗い出しを改めてできたこと
 ‐ ブラッシュアップに当たり、適切なレビューをいただけたこと(ローディング画面、画像読み込み時にも必要では?等自分では気付けなかった)

‐ 失敗したこと
 ‐ とくになし

### その結果と影響

‐ 足りない画面のデザインを追加し、より違和感の無いユーザー体験に近づけることができた
‐ 自分には気付けなかった視点のレビューを貰えて、デザインとプロトタイプをブラッシュアップすることができた

### 得られた教訓

‐ インタラクションがあると間違いや違和感に気づきやす
‐ レビューをいただけるのはありがたいこと(実際はレビュー受けるのがちょっと怖かったりもするが…)

### 次への対策・予防

‐ ある程度できたたプロトタイプでヌケモレをチェックする
‐ レビューは気づかなかった視点をもらえることが多々なので(特に駆け出しは)しっかりと準備したうえでありがたくいただく

改めて読み返してみると、当時の私はレビューを怖がっていたのか!という発見がありました(笑) 

今ではそれほど怖いと思わず、レビューは成果物を良くしていくための過程だとある程度リフレーミング出来ています。これも、この経験から得られた学びの賜物だったのかもしれません。

HeritageArrow以外の活動でも実践

最後に、私自身の日々の活動でも教訓ノートを使っている事例をお伝えできればと思います。

私は普段、フリーランスとして仕事をしています。
通常自分で受けた仕事は自分自身でこなし外注はしないのですが、ある時外注さんに一部仕事をお願いする機会がありました。

当時外注するのは初めてだったため、教訓ノートに振り返りを記録することにしました。
実際振り返りをしてみると、「次はもっとこうしたらよくなるのか!」という気付きが得られました。

また今回教訓ノートの記事を書くに当たって当時の記録(と言っても数ヶ月前)を見直してみたところ、意外と忘れていたことが多く驚きました。それも大事な部分を忘れていたので、驚くを通り越してショックでもありました。

このように教訓ノートを付けておくと、いざまた同じ状況になった時に立ち返る実践に基づいたノウハウがあると思うと、とても心強いと感じています!

まとめ

教訓ノートを通して、振り返りから得られる効果はとても大きいと実感しています。
私自身はこれからも教訓ノートを活用し、振り返りの習慣を身に着けていきたいと思っています!

皆さんもぜひ、教訓ノートのテンプレートを一度使ってみてください!

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