駆け出しデザイナーが非同期(在宅ワーク)でホームページリニューアルのデザインを担当した話
はじめに
HeritageArrow(ヘリテージアロー)にデザイナーとして関わっている市村です。
私はデザイナー歴半年のタイミングで、HeritageArrowのホームページリニューアルにデザイン担当として携わりました。
今回は駆け出しデザイナーとして、当時どのように非同期で業務を進めたのかを振り返り、気づきや学びをまとめてみます。
在宅で仕事をすることや、就業時間が決まっていない非同期での働き方に興味のある方、私のように駆け出し間もない方の参考になれば幸いです!
ホームページリニューアルでのデザイン活動
本企画は2024年秋頃にスタートしました。デザイン期間は3ヶ月ほど。別案件と並行して取り組んでいました。
デザインフェーズの体制は、HeritageArrowの代表・的場と、デザイナー市村の2名体制です。
出来上がったホームページのデザイン

デザイン実装後のHeritageArrowホームページ:
https://heritage-arrow.jp/
ホームページリニューアルでのコミュニケーション
ここでは、非同期でどのようにコミュニケーションを取りながらデザインを進めたのかを振り返ります。
進捗管理の方法
HeritageArrowではホームページリニューアルに限らず、全ての進捗をタスク管理ツールのBacklogを使って管理しています。
Backlogではタスク単位で課題を発行し、完了すると次の課題に取り掛かるという流れで管理をしています。
タスクを小さい単位で切ったほうが進んでいる感があってモチベーションが保ちやすいことと、後からプロジェクト全体を振り返ったときに、どういう工程が発生したかが一覧で可視化されるメリットがあります。
ミーティングの日程調整やタスクに直結しない話題は、Discordを使ってコミュニケーションをしています。
デザインのフィードバックはどうやっていた?
デザインツールはFigmaを使い、Figmaのコメント機能を使い具体的なフィードバックを受けました。

ここで1つ大きな学びを得られました。
フィードバックをする時、「どの部分を重点的にフィードバックしてほしいか」がはっきりしないと、フィードバックが難しいとコメントを貰ったことです。

正直、デザインしたらあとは見る側が判断してくれたらOK、と思っていたため、考え方を見直すきっかけをもらいました。
それ以来、デザイン意図や変更箇所などを伝えたうえでフィードバックを依頼するよう心がけています。
同期コミュニケーションはあった?
週1回1時間のオンラインミーティングを行い進捗を共有、課題を話し合う時間がありました。
Backlogでのコミュニケーションでは気が付かなかった考え方の相違や、口頭で確認したほうがスムーズな疑問点などが解消でき、欠かせない時間だったと思います。
非同期の働き方で良かったこと・困ったこと
非同期の働き方を通して感じた、良かった点・困った点を正直に書いてみます。
良かったこと
他案件やプライベートの予定とのバランスが取りやすいことです。
会社員時代は夜遅くに連絡(メールやチャット)するのはタブーな雰囲気がありましたが、完全非同期だとそういったことも気にせず取り組める環境であることもありがたく思っています。
困ったこと
非同期、つまりテキストベースのコミュニケーションは、会話でのコミュニケーションと全然違うことに戸惑いを感じました。
会話だと主語を言わなくても伝わったり、その場の雰囲気で言いたいことを察してもらえたりしますが、チャットコミュニケーションでは前後の文脈や背景まで書いて初めて、言いたいことが伝わるのだと学びました。
一方で今回のように過去案件を振り返ると、テキストがきちんと残っているので振り返りやすいのはとても良いことだなと思います。
駆け出しのデザイナーとして躓くとしたら、デザイン力や経験の無さなのかと想像していましたが、もっと手前のコミュニケーションの部分がとても大切だったと気づくことができました。
まとめ
やってみるまで、出社か在宅(非同期)かでそこまで働き方に違いが出るとは思っていなかったので、実務を通して体感できたのはとても貴重な機会でした。
HeritageArrowの姿勢として、ある程度の失敗は許容し、繰り返さないための仕組みを作っていこう、という考え方のおかげで実践できた側面も大きいです。
現在も引き続き非同期での働き方をしているので、コミュニケーションを丁寧に取りながら、仕事に励んでいけたらと思っています!
代表(的場)のコメント
ホームページのデザイン制作、ありがとうございました。リモートワークであっても、オフィスに集まる場合であっても、仕事でコミュニケーションは欠かせませんね。私たちのように柔軟性の高い働き方をしていくためには、テキストコミュニケーション力が重要になってくるので、それに気づけてよかったと思います。
礼儀2.0という言葉もあるので、今後もリモートワークのためのコミュニケーションは磨いていくのをお勧めします。